草刈りと鳥

広場などの草刈りが行われたら、そのあとには必ずと言っていいほどたくさんの小さな黒っぽい色の鳥たちが現れて、甲高い、嬉しそうな鳴き声をあげながら、残った草や地面に向かって啄むようにしてみんなで歩いている。ヒヨドリなのか、ム…

一歩

普通が普通にはできない、ということを自然なことだと思ってくれる人と話すと、少し心が楽になる。なんとなく、普通こういうことができるよね、というのを当てはめていて、なんでそんなこともできないのか、ということも少なくない。年齢…

僕のちっぽけな人生

ちょっと前に、中村一般さんの『ゆうれい犬と街散歩』という漫画を読んだ。それから、同じ作者の『僕のちっぽけな人生を誰にも渡さないんだ』というこちらも一巻完結の漫画も読んだ。台詞は少なめで、作者と思われる主人公が、ゆうれい犬…

正しく傷つくべきだった

濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー』という村上春樹原作の映画に出てくる、主人公の家福の台詞。「ぼくは正しく傷つくべきだった。ほんとうをやり過ごしてしまった。」作品における、もっとも象徴的な台詞で、この言葉が、ずっと残っ…

桜が散ったあと

桜がもうすっかり散って、ほとんど葉桜になっていた。辺りは初夏のような色合いになっている。でも、まだぽつぽつと花びらも残っていて、風が強く吹いたら、その残った桜の花びらが、はらはらと散ってくる。もう桜の季節も終わったのかな…